栄養を軸とした弁当事業で地域に貢献する取り組み
愛知県西春日井郡豊山町で展開する就労継続支援A型事業所 cozy spaceでは、「お弁当処さわやか亭」として弁当製造に特化した事業を運営しています。管理栄養士による監修のもと、主菜と副菜を組み合わせた日替わりメニューを手づくりで仕上げており、からだにやさしい食事を毎日届けています。食事を通じた健康管理は企業の健康経営にも直結するという考えのもと、働く人の栄養バランスをしっかりと支えることで地域全体の笑顔につなげる活動を続けています。
名鉄小牧線味美駅から車で7分、市営バス「北部市場」バス停すぐ前という立地で、朝7時から16時まで運営しています。弁当製造に携わる利用者の方々は、調理スキルの向上や食事を届ける喜びを実感しながら作業に取り組んでおり、それぞれの得意分野を活かせる環境が整っています。召し上がる方に美味しい食事を提供することが、製造に関わる一人ひとりの「働く力」と「自立」を育む重要な仕事として位置づけられています。福祉スタッフによる手厚いフォローで初心者も安心してスタートでき、作業を通じて達成感と社会復帰への自信を身につけられるよう支援体制を構築しています。
個別ニーズに応える柔軟性重視の運営方針
株式会社ナルミヤが運営する当事業所では、利用者一人ひとりの声を丁寧に聞き取り、個性や体調面の不安に配慮した関わり方を重視しています。決まった枠にとらわれることなく、生活保護受給中の方や心身に障がいを抱える方も気軽に相談できる窓口を設けており、性別・経験・学歴に関係なく働ける場として機能しています。一般企業での就業が困難な方々に向けて、自立した社会生活を送るための土台作りを丁寧にサポートしています。
「居心地の良い居場所」を目指した事業所運営により、支援員からの優しい声かけが利用者の心の支えとなるケースも多いと聞きます。作業は一人で進めるのではなく声を掛け合いながら協力する環境のため、自然と連帯感が生まれ相互理解が深まります。こうした雰囲気の中で少しずつ自信を育み、やりがいを感じながら気持ち良く働ける環境が築かれています。
段階的なスキルアップを促す作業体系
日替わり弁当の製造・配達から軽作業まで、多彩な業務内容を用意することで利用者が自分に合った分野を見つけられる仕組みを整えています。「自分にもできそう」と感じられる作業からスタートし、得意なことを活かした役割分担や自然なコミュニケーションを通じて働く意欲を引き出しています。軽作業中心の取り組みやすい内容で構成されているため、日々の達成感が充実感へと直結する流れが生まれています。
利用者のペースに合わせて役割を柔軟に調整するため、無理を感じることなく個性や得意分野を発揮できる環境です。令和7年2月20日に設立された当事業所では、高い向上心と熱意を持って業務に前向きに取り組む方を歓迎しており、作業を通じて社会との関わりを深めながら将来のステップアップも視野に入れた支援を行っています。
企業との協働で実現する持続可能な社会参加
企業や行政からの請負作業・委託業務を積極的に受け入れることで、障がい福祉と企業活動を結びつけた社会貢献モデルを構築しています。企業側にとっては人件費削減と生産量確保が可能となり、雇用契約に伴う各種保険料も削減できるメリットがあります。障がい福祉の専門知識がない企業でも気軽に依頼でき、生産量の安定・雇用問題解決・社会貢献という3つの価値を同時に実現する仕組みとして機能しています。
ロゴマークには「芽が育ち、実を結ぶ『成る実や』」という想いが込められており、茶色は支える土台、緑色は成長過程、赤色は努力の成果を表現しています。円を組み合わせたデザインは自然の循環と穏やかな時の流れを象徴し、利用者が自分の力を育んで社会と関わっていけるよう願いが表現されています。食品製造を軸とした働く場所の創出により、自立を目指す方々の社会参加を支える活動を継続しています。


