「地域創生」を掲げる訪問看護事業者
超高齢化社会の中で、在宅医療への需要は高まり続けている。株式会社tactはその状況を正面から受け止め、「相手の気持ちを本気で考える地域創生」をビジョンに掲げ、埼玉エリアで医療福祉サービスを展開してきた。訪問看護ステーション彩・ベストケアプラン彩・外出特化型自費リハビリRe-Goという3事業が連携し、川越市・狭山市・ふじみ野市を中心に在宅療養を支えている。
「サービスを提供するだけでなく、その人の人生に関わる」という代表・小松氏の言葉が、この会社の立ち位置を端的に表している。同一法人内に多機能が集まる体制は、利用者が複数の事業所を調整する負担を減らすことにも直結する。
幅広い年齢と疾患に対応できる、看護・リハビリ体制
乳幼児から高齢者まで、年齢を問わず対応できる訪問看護体制を整えている。精神科訪問看護・小児ケア・レスパイトケアといった専門性の高い領域をカバーし、胃ろうや点滴管理、服薬指導など医療処置の依頼も受け付ける。看護師12名・リハビリ職員12名がチームを組み、作業療法士・理学療法士が自宅でのリハビリを担当する。
「うちは対応できないと断られたのに、ここは受け入れてくれた」という声が届くことがあるようだ。確かな根拠に基づく判断力を持つ専門職が在籍しているからこそ、難易度の高い案件にも向き合える。個人的には、この受け入れの広さこそが同社の実質的な役割だと思う。
自己決定を支えるケアプランと、在宅生活の環境整備
ベストケアプラン彩では、ケアマネジャー4名が居宅介護を希望する方のケアプランを作成し、各サービス事業者との調整を担う。医療・リハビリ・介護の三機能が同法人内に揃っているため、ケアプランに基づく連携が一体的に機能する。利用者が「自分で決めた選択肢で生活する」ための環境を整えることが、この事業の核心だ。
「どこに相談すればよいかわからなかったが、ここで一度に話が進んだ」という声が目立つ。ケアマネジャーが看護師やリハビリ職員と日常的に情報を共有できる体制は、在宅療養の質に直接影響する。
Re-Goと新拠点で、支援の範囲が広がった2026年
2026年4月、新河岸サテライト事業所の始動により、同社の訪問エリアがさらに拡大した。同月から本格稼働している外出特化型自費リハビリRe-Goは、通院・買い物・外食・旅行への同行から、歩行訓練・公共交通機関の利用練習まで対応する。保険サービスでは対応しきれない外出ニーズを自費で受け皿となってカバーする仕組みは、訪問看護事業者としては異色の取り組みだ。
外出中の急な体調変化にも専門職がその場で対応できるため、家族だけでは外出が難しかった方の選択肢が広がっているという声が届いている。「旅行なんて無理だと思っていたのに」という言葉が、Re-Goの役割を端的に物語っている。


