専門職がそろうからできる在宅の医療
在宅ケアの質は、どんな専門職が現場に立つかで大きく変わります。株式会社Cure&Careには、看護師と作業療法士、そしてケアマネジャーが在籍し、それぞれの役割を持ち寄って一人の療養を支えています。看護師は病状の観察や医療処置を受け持ち、作業療法士は生活動作の回復を助け、ケアマネジャーが暮らし全体の段取りを描きます。職種の壁を越えて情報を共有する土台があるからこそ、利用者の小さな変化も見落とされにくくなります。医療と介護の両輪がひとつの会社にそろい、広島市佐伯区の在宅の場面で連携がかみ合います。
高度な医療まで届く訪問看護の中身
訪問看護というと日常の見守りを思い浮かべる人もいますが、この会社が担う範囲はそれよりずっと広いのが実際です。点滴や経管栄養、人工呼吸器の管理といった専門性の高い処置にも対応し、通院が難しい状態でも自室で医療を受けられます。清潔ケアや食事・排泄の介助、リハビリテーション、終末期のケアまで、療養の段階ごとに手当てが変わります。
夜間や休日に備えた24時間の対応体制も組まれています。急な容体の変化があれば臨時の訪問へ動き、家族が抱える心細さを一人にしません。介護にあたる家族へ手技や向き合い方を伝える相談の時間も設け、看護師が帰ったあとの家庭まで見据えています。取材のなかで、この「専門的な医療を家まで持ち込む」踏み込みぶりが、いちばん印象に残りました。
生活を組み立て直すケアマネジャーの役目
居宅介護では、ケアマネジャーが利用者と家族から暮らしの困りごとを聞き取り、どこに支えが要るのかを整理します。そのうえで一人ひとりの状況に合ったケアプランを組み立て、月に一度以上のモニタリングで変化を追いかけます。計画にずれが出れば見直しをかけ、給付管理や行政手続きの相談にも応じ、在宅生活が途切れないよう先手を打ちます。手続きの負担を代わりに引き受けることで、家族は介護そのものに向き合う余白を取り戻せます。制度が複雑で身動きの取りにくい在宅の場面でも、専門職が間に入ることで前へ進みやすくなります。
観音台の拠点と、続けやすい働き方
事務所は広島県広島市佐伯区観音台2丁目20−6、JR五日市駅から徒歩圏内にあります。営業は8時30分から17時30分、定休日はなく、代表は岡林高太朗さんが務めています。専門職が力を発揮し続けるには、働く側の環境も欠かせません。年間休日120日以上や直行直帰、タブレットの貸与で負担を抑え、有給休暇を取りやすい調整の仕組みも整えています。未経験やブランクのある人にも研修を用意しており、地域医療・介護を担う人材を自前で育てながら、広島市の在宅を支え続けています。


