口腔と栄養を切り離さない、食べる力への支援
食べることや飲み込むことは、口腔内の状態と栄養面の両方が深く関わっている。千寿の樹デイサービスでは、この二つを別々に扱わず、歯科衛生士による口腔ケアと管理栄養士による食事面の支援を一体で組み立てている。歯科衛生士がお口の機能訓練や咀嚼・嚥下訓練を担い、口腔内の状態を定期的に確かめながら、その人に合った内容へ調整していく。発声・発語の訓練まで視野に入れ、口まわりの働き全体に向き合う。口腔内の変化は食事や飲み込みに直結するため、定期的な確認が支援の起点になっている。管理栄養士は口腔環境を踏まえて食生活への助言を重ね、食べる力を土台から支えていく。口の状態が変われば食べられるものも変わるため、両者を同じ視点で見ることに意味がある。
言語聴覚士が毎日在籍している点も、この施設ならではの体制だ。飲み込みや発語に不安のある人に対し、機能の状態を確かめたうえで嚥下訓練を続けられる。正直、言語聴覚士が常時いる通所施設はそう多くないため、食事に関する心配ごとを日々の場で相談できるのは心強いと感じた。歯科との連携もあわせて、食べる力を多方面から受け止める。
食べる支援の背景には、代表が管理栄養士であることがある。急性期病院と慢性期病院での勤務を経て、食事の楽しさと身体を動かす習慣を同じ場所で続けられる事業を大分市明野東で立ち上げた。施設名の千寿には千年寿ぐという意味が重ねられ、長く健やかに暮らしてほしいという願いが込められている。
歯科・整骨院と同じ建物だから、その場で相談へつなげる
千寿の樹デイサービスの土台には、歯科・整骨院・通所支援が一つの建物に揃う複合施設という構造がある。柔道整復師・歯科衛生士・管理栄養士・言語聴覚士・看護師が顔なじみとして関わるため、日頃の気がかりを口に出しやすい。気になる点が見つかれば、必要に応じて各専門機関へそのままつなげられる。歯科や整骨院だけの利用も選べるので、目的に合わせて使い分けができる。体成分分析装置「InBody BWA2.0」による評価や、EMS・セラバンド体操を使った身体づくりも同じ場所で受けられる。
サービスは午前9時から12時、午後14時から17時の2部制で、生活リズムに合わせて時間帯を選べる。到着後のバイタルチェックから準備体操、個別訓練、口腔ケアや嚥下訓練、入浴までが半日の流れに収まっている。よくある質問には通所の流れや介護保険の適用範囲、送迎エリアがまとめられ、ギャラリーでは施設の雰囲気を写真で確かめられる。歯科・整骨院・デイサービスそれぞれのInstagramもあり、日々の様子を見てから見学へ進める。所在地は大分市明野東2丁目33-17で、旭町バス停から徒歩約1分と通いやすい。
明野東2丁目の施設概要と、半径約5.5kmの送迎
所在地は大分県大分市明野東2丁目33-17、旭町バス停から徒歩約1分の場所にある。運営は合同会社千寿で、サービス提供時間は午前9時から12時、午後14時から17時の2部制をとる。送迎は施設から半径約5.5km圏内を目安に、明野東の周辺へ車を走らせている。営業時間は8時30分から17時30分、定休日は土曜・日曜・祝日で、電話は097-594-2112、FAXは097-594-2122が窓口となる。通所を続けやすいよう、車両への乗り降りはスタッフが支えながら自宅まで送っている。


